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桐山歯科医院 院長 桐山 立志

桐山歯科医院 院長桐山 立志

私が歯科医師を目指したのは、祖父と父親の影響によるところが大きいと思います。

桐山歯科医院は岐阜市司町に100年続く歯科医院であり、私はそんな桐山歯科医院の3代目院長なのですが、祖父も父親も歯科医師というまさに歯科一家。なので、子どもの頃から「将来は歯医者さんになる」というのが当たり前という環境で育ってきました。

そのため、自分が好んだとか好まないとかという問題ではなく、物心ついたときにはもう「歯医者になるのしかない」と思っていたのが正直なところです。

そんな3代目の私ですが、祖父や父と大きく違うと感じているのは、私の場合「人一倍こだわりの強い歯科医師である」という点です。

治療シーン

歯科医師というのは高度な専門知識と専門技術を必要とする職業ですから、祖父も父もそれなりに高度な知識と技術を持つ歯科医師ではありますが、ひとつの症例に対してのこだわりという点だけを考えれば、私は祖父や父よりもかなりこだわるタイプだと思います。

実際に、妻からは「ちょっと突き詰め過ぎじゃない?そんなに突き詰めていたら、どれだけ時間があっても足りないんじゃない?」と言われるくらいです。ときには家族のことをほったらかして、ひとつの症例を解決することに没頭したことが何度もあるくらいです。

人からは「そこまでこだわったところで、結果はそう変わらないんじゃない?」なんて言われることもありますが、私はどうしても「やれることはやり尽くさないと気持ち悪い」「一生懸命やったと言い切れるまでとことんやらないと気持ち悪い」という性分のようです。

歯科医師として最もこだわっているのは「患者さんに『しっかり噛める状態』を取り戻してもらうこと」

ただ食べられれば良いとか、“おおむね”何でも食べられるとか、そういうレベルを求めるのではなく、タコの刺身でも固い赤身の肉でも、好きなものを何でも自由に食べることができるレベルまで『しっかり噛める状態』を取り戻してほしいという想いがあります。

そのような想いがあって、歯を失ってしまった場合の入れ歯治療には、特に大きな情熱と探求心を持って技術を磨いてきましたし、そのような私の入れ歯治療を求めて遠方からでも患者さんにお越しいただけることは、私自身の誇りでもあります。

しかしながら、私は「高度な技術を持つすごい歯科医師になってやろう」と思って、技術を磨いてきたわけではありません。ただ単に、「目の前にいる患者さんの問題を解決してあげたい」という想いで、歯科治療に取り組んできただけのことです。

「まぁ、このくらいで良いかな…」という妥協ができなくて、どうしても「自分にできることはすべてやりきりたい」と思ったからこそ、たくさん勉強もしてきましたし、新しい技術も積極的に取り入れてきました。

とはいえ、その原動力となったのは、やっぱり「患者さんが喜んでくれること」に尽きます。

患者さんから「お蔭さまで助かりました」とか、「もうダメかと思いましたけど、噛めるようになりました」とか、そういう喜びのお言葉をいただくのが歯科医師という仕事をしていて最も喜びを感じる瞬間ですし、それはどれだけキャリアを積んでも変わりません。

私を頼って来てくださる患者さんに対して、自分にできることはすべてやりきりたいし、私の持つ全力を出し切らないことは失礼だと思うのです。

とはいえ、私は万能な歯科医師ではありません。矯正治療のように知識や経験に乏しい分野もありますので、そのような分野では、その道を専門としている歯科医師の力を借りることも大事だと考えています。

あるいは、予防です。歯科医師の専門分野は「悪いところを治す」ための治療ですから、良い状態を取り戻した後の維持や管理については、その道の専門家である歯科衛生士に担当してもらい、それぞれが専門分野で協力し合う体制をつくることも大事なことです。

その道のスペシャリストと呼ばれる人たちが集まって、それぞれの得意分野で力を発揮できるような組織になればもっともっと多くの患者さんから喜びの声を聞かせていただけるのではないかと考え、桐山歯科医院のスタイルを作りあげてきました。

また、歯科医療というのは対面で行うものですから、やっぱり「人と人」という視点も忘れてはいけないと思います。

「人と人」が関わり合うものだからこそ、お互いの信頼関係を大事にしていかないと、良い治療はできません。どんなに素晴らしい技術を持っていたとしても、患者さんが望まないことや嫌がることをしてしまったら、それは良い治療とは言えないと思うのです。

この「人と人」という考え方は、今までもこれからもずっと大事にしていきたい、私の歯科医師としてのベースになる部分です。そして、1人でも多くの患者さんに喜んでもらえるように、今よりも一歩上を目指して「生涯勉強」というのが歯科医師の仕事だと思っています。

そんな私ですが、これからも「あなたが理想の生活を送るためのパートナー」として、1人でも多くの患者さんのお役に立つことができるように、努力し続けていきたいと思います。

桐山歯科医院 院長 桐山 立志